
3世代で繋ぐ、家族の暮らし。完全独立型二世帯住宅
オーナーであるAさんが育った2階建ての住宅がこの春、3世代が暮らす二世帯住宅に生まれ変わりました。
1階にお母様の生活空間を、2階にはオーナーご家族の生活空間を設けました。
以前は室内階段でつながっていた住居を、それぞれのプライベートを程よい距離感で保てるような間取りへと変更。
これから先、お孫さんが大きくなっても住み継ぐことができるシンプルで温かい室内空間を作りました。
今回は、1・2階ともテーマカラーは白。
白を基調とした空間は上下階共に床材や素材の色を変え、それぞれの暮らしに合わせて配色を行いました。
オーナーのお母様が大事にされていた鏡は生まれ変わった玄関へ。
1階で暮らすのはお母様。
夜ごはんや週末はオーナーご家族やお孫さん達がたくさん集まっても良いように、ゆったりとした広さを確保。
日々のお食事はキッチン前のカウンターで。
また、元々あったビールサーバーをカウンターに置いて1杯!至福の時間です!
以前は和室だった場所はリビングへ。
温かい日の光がリビング全体へ入るようになりました。
寝室は、お母様がゆっくり休めるよう一番奥の部屋へ。
今回の工事で、洗面台とユニットバスも新しく取り換えました。
お風呂は清潔感のある白でコーディネート。
屋外階段を上がり、オーナーご家族の住まいへ。
元々2階には寝室が3部屋と事務所がありました。
子供たちが巣立っていくにつれて利用されなかった寝室が、
家族が集まるリビングへと生まれ変わりました。
奥様こだわりのキッチン。
棚にはワイングラス用のラックもつけました。
使わなくなっていた寝室は、家族の集まるリビングへ。
リビング横に設けた子供部屋は、子供たちの成長に合わせて家具で仕切れるようワンルームに。
リビングとの間仕切りは全開口できるように、4枚の扉で仕切っています。
子供たちが巣立った後は、リビングを広げご夫婦2人のゆったりとした空間に。
事務所があった部屋はご夫婦の寝室へ。
トイレは腰壁に白で塗装したパイン材を。
オーナー様が持ってこられたペーパーホルダーにペンダントライト。
とても可愛らしい空間に仕上がりました。

2階には、新たに洗面所と浴室を設け、1・2階それぞれで生活が完結する、
完全独立型の二世帯住宅になりました。
また、今回のリノベーションで1・2階共通して得られた最高のロケーション。
家族が集まるそれぞれのリビングからは、鹿児島のシンボル「桜島」が眺められるようになりました。
生まれ育った実家の視線を少し変えてみると、新しい景色が見えてくる。リノベーションの醍醐味です!
今回のリノベーションで、今まで一緒に暮らしてきた家族が程よい距離感でプライベートを確保しつつ、お互いに協力しあって生活していく新しい【暮らし方】を実現しました。
この家を建ててくださったお父様の思い出を受け継ぎ、親子三世代新たな【暮らしの物語】が始まりました。