2017.06.15

実家で暮らす、住み継ぐ暮らし♪

ども。三代目です。

さて今日は昨年末に完成引き渡ししたリノベーション物件の完成写真を改めて撮影してきましたので、ご報告を兼ねて。

日頃より親交のある建設業の先輩【サッカー大好き誠っちゃん】

この先輩の家のリノベーションを【リノベっが】で施工させていただきました。

引っ越しの様子はコチラ https://renovegga.com/blog/985

築20年ちょっとの某ハウスメーカーの家。

もともと奥様のお父様が営んでいた会社の事務所兼住宅でした。お父様からご主人の誠さんが会社を受け継ぎ、お父様がお亡くなりになった後、現在ではお母様とご夫婦、娘2人息子1人の合計6人暮らしの家でした。

2階の一部が事務所づくりで1階の一部には倉庫件試験室を構える住宅。

建てた当初とは家族構成も変わってきたため、次第に使わなくなってきた部屋もあり、広さの割には有効に活用できてない現実が有りました。

『子どもたちの成長に合わせてもっと使いやすい、そして自分好みのデザインと空間を手に入れたい。
でも他に家を建てると、この家には母を一人残すことになるし、会社もある。』

そこで新たな土地への【新築】や【建替え】ではなく【リノベーション】を選択することに。

それぞれのご希望、これから先の住まい方を色々聞いて、この家の物語を深掘りしていきます。

お母様が同居しているおかげで、学校から帰ってきた子供たちの面倒を見てくれていたため、共働き夫婦にとっては大助かり。でも反面、お母様に家事を頼りっきりになってしまっていた現実も有り、お母様にも自分の暮らしを楽しんでもらいたい気持ちと、自分たちだけの新たな暮らしを始めるためにあえて同居型の空間を1・2階で独立させた2世帯住宅へ。

今回はとことん間取りを変更するので、ハウスメーカーのパネル式壁構造のお陰で内部間仕切り壁に構造壁がなかったため一度セミスケルトンに。

通常鉄筋コンクリート造のマンションや重量鉄骨造はこのようにスケルトン解体できるのですが、木造の場合は柱や梁が抜けないので自由度は狭まります。今回はここからスタートできたので自由度の高い空間デザインが可能になりました。

内部間仕切り壁を新たに造作し

2階の子供部屋から見える桜島の景色を活かしたリビングルームの希望を叶えるために空間デザイン。

そして出来上がったリビングがコチラ

キッチンからリビングへ、そして子供部屋まで一体化した広々とした空間を実現しました。

リビングと子供部屋は4枚引き建具にて仕切ることができ、さらに成長に合わせてロールスクリーン等で空間を仕切ることも可能。

キッチンは奥様こだわりの【コの字型キッチン】で、使いやすさとお手入れのしやすさを最優先に【トクラス】の人造大理石天板のセミオーダー組み合わせキッチンを。

娘さんと共に台所に立っても広々使えます♪

また、キッチンの色んな所に小物やグリーンをアレンジ。

とても丁寧な暮らしぶりが垣間見えます。

そしてキッチン横にはダイニングテーブルが置かれ、普段の食事やお友達とのお茶を楽しんだりも出来ます。

ちょうど撮影の合間に帰宅したご主人もお気に入りの空間で飲むお茶に思わずニッコリ(^^)

とっても快適な暮らしを楽しんでいるとの事でした。

生まれ変わった空間で新たな笑顔に巡り会えるのは嬉しいことですね♪

そしてお母様専用空間となった1階は・・・

同じく内部解体で間仕切り壁をすべて取り払い

幼稚園や学校から帰ってきた孫達が真っ先に立ち寄る明るくて広々としたリビングをご提案。

一人のときはのんびりテレビを見ながら愛犬ハナちゃんとゆっくり過ごしています。

元気いっぱいのお孫さんが遊びに来たときはキッチンカウンターの指定席で夕飯の支度をしながら楽しくおしゃべり。

1階にも色んな所にお気に入りの小物やグリーンがあしらわれています。

 

そしてそして、サーフィンが趣味のご主人の倉庫もしっかりリノベーション。

1階と2階の生活空間は独立しましたが、お互いの家族がいつでも行き来しながらお互いのプライバシーを守る新たな生活が始まり半年が過ぎました。

とても丁寧に暮らしを楽しんでいる姿を見て改めて嬉しくなった一日でした(^^)

『壊して建て替えれば理想通りの家ができるかもしれませんが、家を壊すことで思い出まで失ってしまいそうで。。。』

昔お客様が私に話してくださった言葉です。

このご家庭もお父様が思いを込めて建ててくださった大切な家を受け継ぎ、住み繋いでいきます。

内装の見た目は変わってしまいましたが、そこには大切な思い出が残っています。

【実家で暮らす】と【住み継ぐ暮らし】そして【親と一緒の暮らし方の可能性】を実現したリノベーション。

これからの新たな暮らしの選択肢に【リノベーション】という言葉が当たり前になる日を目指して日々邁進していきます!

着工前間取り

完成後間取り

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